世界中の車両が、販売に適していること、および路上を走行できるということを示す目的で、特定の規則に従って認証を受ける必要があります。UNECE WP.29 (自動車基準調和世界フォーラム) の中心となる考え方の 1 つに、一度型式承認を受けたコンポーネントやシステムは、型式承認が更新されない限り、ソフトウェアでもハードウェアでも変更できないというものがあります。自動車エンジニアが直面しているのは、自動車のライフサイクルをとおしてアップデートされるソフトウェアのコンプライアンスをどのように確保するか、というジレンマです。Aurora Labs の Vehicle Software Intelligence 製品スイートでは、メーカーがあらゆるソフトウェアの動作と変更を、コード行にいたるまで監視、追跡し、きわめて小さな変化であっても、その中からすべての変更点を捕捉して文書化することができます。

ソフトウェア アップデートに不要なドキュメントを排除

UNECE WP.29 では、OEM は “すべてのアップデートについて、関連する型式認証機関に連絡して、影響を受けるシステムの認証延長または新規認証を求める必要がありますが、ソフトウェアのバグ修正など、当該アップデートが型式認証を受けたシステムのコンプライアンスに影響を与えない場合、自動車メーカーは型式認証機関に連絡することなくアップデートを実施できる” ものとしています。Aurora Labs のこのカー エレクトロニクスは、自動車のソフトウェア アップデートが機能動作に影響を与えないという具体的な証拠を提供します。この証拠と文書を使用して、影響を受けない機能の型式承認の免除を提供することができます。

型式承認の処理時間を短縮

車両の機能に対するソフトウェア アップデートの影響に関する詳細かつ正確な履歴や証拠が用意されているため、エンジニアは影響を受ける領域の証拠を特定し、文書化や手続きにかかる貴重な時間を節約することができます。